「トラ男、これなんだ?」
「……ああ、それはおれの友達が作ったもんだ」
ポーラータング号に泊まりに来た麦わら屋が、おれの部屋で見つけたのは昔ヴォルフに作ってもらった目覚まし時計だった。見た目はシンプルだが、鳴ると兎に角うるさい目覚まし時計だ。
「へェ、友達か!随分古そうだけど、昔から使ってんのか?」
興味深そうに眺める麦わら屋の手元から目覚まし時計を取って、明日の起床時刻にセットする。
「未だに現役だぞ。明日の朝を楽しみにしておけ」
「ししし!トラ男、なんか嬉しそうだな」
「宝物の話だからな」